クジラ

2008年2月8日
クジラを食用に 賛成56%、反対26% 本紙世論調査
2008年02月08日02時15分

 クジラを食用にすることに賛成の人は56%で、反対の人も26%いることが、朝日新聞社が2、3日に実施した全国世論調査(電話)でわかった。日本の調査捕鯨の継続には65%が賛成している。いずれも賛成意見は中高年層に特に多く、男女別では女性に反対意見が目立つ。食用について女性の20代、30代では反対が賛成を上回った。


クジラを食用とすることの賛否

 「クジラを食用にすることに賛成ですか。反対ですか」との質問に対し、男性は70%が賛成と答え、40〜60代の男性では8割近い。これに対し女性の賛成は44%にとどまり、反対の34%と接近している。

 また、「日本は南極海などで調査を目的として捕鯨を続けていますが、これに対して海外で批判が強まっています」としたうえで、「調査捕鯨を続けることに賛成ですか。反対ですか」と聞いたところ、賛成65%、反対21%で、賛成の割合はクジラ食用の質問より多かった。賛成は男性で75%、女性で56%だった。

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これほど結果を操作しやすい調査ってないのでは。
「日本に鯨狩りの伝統があって、戦後は鯨肉が給食で役立った」
というのは誰もが知ってる話。
なので鯨を食べるという行為に絶対な拒絶感をもってる人は
そう多くはないでしょう。

で、
「日本の伝統的である鯨肉に反対するか?鯨を非難してる他の国
でも食用に他の動物を殺してますよね??」と聞かれれば
"伝統なら食べてもいいんじゃ・・"と思う人が多いはず。
逆に
「鯨肉の売り上げも大幅に(2割だけど)減少し、売れ残りの鯨肉は
倉庫に積みあがってます。
さらに国からの10億近い借金も返せない状況で、鯨肉を食用として
提供し続けるべきでしょうか?」と聞かれれば
"売れてないなら止めるべき。”
となりませんかね。

で、

捕鯨調査。

「貴重な生態調査のために全体量の0.01%に満たない最低限数の
鯨を捕獲しています。食用の鯨肉は調査済みの鯨を
少しも無駄にしないためです。
それでも止めるべきでしょうか?」
と、きかれれば
"研究用だしそんなに少なければいいんじゃない?"
となるでしょう。

「生態調査という名目で捕獲される鯨は年間1000頭以上に
も及びます。調査対象を1000頭以上も殺す研究は妥当でしょうか?」
と聞かれれば
"そこまで殺さなくても研究できるんじゃないの"
となる気がする。

個人的には
「我々は純粋に生態調査のために捕鯨をしとるのです!!
ちなみに毎年1000頭くらい。」
という説明には
「・・それは私の知性に対する侮辱ですか」
と呆れるしかありません。



ちなみにこの日記を書くのにちょっとググりましたが
正確な捕獲頭数を見つけるのが難しいこと。
日本捕鯨協会は全体数に対する捕獲数と%を乗せてますが
その捕獲数が年間なのか10年なのか100年なのかが
クリアじゃない。
他の捕鯨国の年間捕獲量はあっても日本のはない。
ノルウェーだってこんなに捕ってる!と強調してるけど
日本に比べたら少ないっぽい。(でもデータが載ってないからわかんない)

捕鯨反対派の
「知性の高い鯨を殺すなんて」
「あんなに美しい生き物を食べるなんて」
という感情論は聞く気にもなれないし、同調するつもりもないけれど
「食用動物は安楽死させるべし。」の概念には賛成。
銛を打ち込む方法が安楽死とは言えないし、
「必要ないなら殺すな」がモットーなので
私は捕鯨には反対です。

「鯨を食べるなんて考えたこともない」というガイジンに
囲まれてる私としては、
日本の"調査用"という言い訳に
「せめてもっと信憑性の高いことを言って欲しい・・」と
脱力するのみ。
立つ瀬がありません。

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