褒め殺し。

2007年5月15日
最近、人の仕事をチェックするようになったのだが
コメントをつける時にとても注意が必要。

鉄則は
「否定しないこと」。

よっぽどの間違いじゃない限り、まずは肯定から入る。
例:
「これ、すごく質が高くてよくできた計算書なんだけど、
ここがちょっと違うみたい」

そして、議論時において一番大事なのは
「ひたすら褒める、認める、なだめる」

例:
「what you did is right. it was very good. 」そして
「でもね、」とつなげる。

ちょっと前に、何気なく
「ここ違うよ」と指摘したら
「だって、そうしろって指示があったんだ! 自分が間違えたんじゃない」と上ずった声で反撃にあってしまいました。

話しているときに、相手の言ってることに全く納得できなくても
「you are quite right、そのとおり、全くその通り」
と相槌をうつのが、スムーズに事を運ぶコツです。
とにかく、数度は相手を持ち上げないと
相手のメンツがたたないので、納得してもらえない。


・・・・・・なんかだかなぁ・・・。

日本人は本音が見えない、とは欧米人から
良く聞くが、ひたすら褒めてばっかりの文化なのも
本音が見えにくいと思う。

それに、こちらにいて驚くのはお世辞の多さ。
「you look great today」 とか。 
褒め言葉からコミュニケーションが広がるのは事実だし
全然悪いことじゃない。
むしろちょっとの変化に気づいて褒めてもらえるのは
嬉しい。

だけど、あまりにお世辞が多すぎて
褒められることに麻痺してきている気がする。
「かわいいね、美人だね」と言われても
「今日はいい天気だね」と同じくらいのインパクトしかない。
うーん。

褒めることに勇気が要る人もいると思うのだが、
もしそういう人が私を褒めてくれた場合、
「あーそう、ありがとう」とサラッと流してしまう
失礼を働いてしまいそうだ。

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